過去日記・2001/1
Diary 2001/1〜

2001/01/31
   よっしゃァ!! オラオラオラァッ!!! トリャァ!!! 喝!!!!!! やっと俺専用CD-Rドライブを買ったぜ買ったぜ買っちまったぜ〜〜〜ッ!!!! これでとりあえず身内では俺が最強のCD-Rドライブ持ちだァ!! ザマァ見やがれコンチクショウ!!! 矢でも鉄砲でもプレステでもBleemでもSafeDiscでも持ってこいってんだこの野郎!!!!!! 何? 速度が速すぎてバッファーアンダーランしねぇかって? 喝! こいつはATAPIタイプの2倍、4MBのバッファ搭載で絶対安心家内安全一家に「呑」!! まぁ使いたくはねぇが一応保険にBurn-Proofもついてるしな。もうこれであのタコドライブとはおさらばだぜエーーッヘッヘ!!

 ………えーっと、すみません、飛ばしすぎました。要するに念願だったCD-Rドライブを買ったんだヨ、しかも性能で定評のあるプレクスター製なンダ、今まで使ってたクリエイティブ製の4倍とは比べものにならないくらいなんだヨ、それでものすごく嬉しいんダ、と、そういうことだけですハイ。ただこれをちゃんと使えるようにするには、非常に数多くの苦難の道を乗り越えねばなりませんでした。あ、要するにここから先はグチモードです。

 まずこのドライブはSCSI接続の外付けドライブであるため、SCSIカードを必要とします。レッツノートにはPCカードスロットが一つあるのでそこにSCSIカードを挿せばええわけですな。そこで以前手に入れた古いSCSIカードの出番になったわけですが、まず古すぎてコネクタ(端子)が合わない。SCSIというのは結構古い規格で、古くからバージョンアップを重ねてきているもんなんですが、コネクタの形状で「コレ」というのが定まっておらず、そのため形状がメーカーごとにてんでバラバラなわけです。最近はだいたい1〜2種類ほどに絞られてきたようなのですけど。で、そのコネクタの違いは「変換コネクタ」というものを間に挟んで解決します。一般的にはこれでたいていは解決するのですが、こんどは俺の買ったSCSIカードがあまりに古すぎて変換コネクタがなかなか売っていない。後でわかったことなのですが、俺のSCSIカードのコネクタの形状は「D-Sub25ピン」という名称のものなのですが、コレは古いMacで主に使われていた形状だったりしたわけです。後で家にあるLC630という古いMacの後ろを見てみたら確かにその通りでした(爆)。ちなみにこの「D-Sub25ピン」は現在では主にプリンタを接続するパラレルポートで使われているという、まったく用途が違うじゃんジャンル違いじゃんダメじゃんタコじゃんと思わず東京弁でダラけモードに突入したくなるようなことになってたりします。
 で。とりあえずいろんな店に入ってはSCSI変換コネクタのコーナーで血まなこになって探し回っているという、はたで見ていたら単なる変人と化していたわけですが、気が付くとバイトまでの時間が迫ってきており、ビビった俺は慌てました。そして慌てた末にPCワンズにて使えそうな変換コネクタを見つけ、人の海を必死でかき分けてレジへ。店を出て安心して地下鉄に乗り、その日買ったCD-Rドライブの説明書を読もうと袋をガサゴソした瞬間に妙な胸騒ぎを覚え、おそるおそる先ほどのコネクタを確認するとそこにはD-subタイプではなくアンフェノールタイプのコネクタが。うわーっ! しまったー!! 間違えて買っちゃったー!! しかし地下鉄はすでに地上へ=手遅れであり、また時間もないので引き返す事もできず、俺にできることと言ったらとりあえず無意味に説明書を熟読することぐらいでした。
 とりあえずこれでは買ってすぐにCD-Rを焼くという行為ができないため、とりあえずバイトが終わった後、バイト先のすぐ近くに住んでおられる品場さん宅に強襲しました。
これこれこういうワケなんですよ! なんかいい方法ないっスかねぇ!?
と俺が深夜にも関わらず大声を張り上げて相談すると、3つのPC(うち1機はPC-98)を前に「あれ以外のなにか」のゴーストを制作をされていた品場さんは、
ではこれを持っていきなされ
と、こころよく50ピンのケーブルが付いているSCSIのPCカードを貸してくださいました。
 速攻で帰宅し、とりあえずネットに繋いでドライバを落とし、インストールして再起動。そしておもむろに、お借りしたSCSIカードをレッツノートのPCカードスロットに大挿入。……ところが。
 

無反応

 そう、全くの無反応なのです。普通PCカードを挿入すると、パソコン本体から「認識したよー」という合図のビープ音が鳴るのですが、それすら鳴らず、何事も無かったかのようにWindows2000の起動プロセスが読み込まれていきます。当然、起動時のプラグアンドプレイによるドライバの設定ウィザードも立ち上がりません。
 そうです。要するにPCカードスロットそのものがぶっ壊れていたのです。

 次の日、俺は高槻でPCIのSCSIカードを買い、の家にあるVALUSTARに装着。あっさり認識。PX-W1210TSe/BSを接続。これまたあっさり認識。試しにWindows2000のCDのバックアップを取ってみたら、当然あっさり成功
 せっかく高い金を出して買ったのに、自分のメイン機で焼けないなんて。しかもそのメイン機をまた修理に出さなきゃならないなんて。……トホホイズム(*)あふれんばかりのお話でした。
 

(*)週間アスキー連載「トホホ会」のスピリット。
パソコンにおける「トホホ」なトラブルの
体験談を掲載している。
 
【今週の名言】
 SCSIのアダプタはまずMacの店から攻めよ − 品場師友さん
2001/01/26

 なんか前回の日記は我ながら理性を失ってて読み返してみるとすげぇ恥ずかしいですな。結局言いたいことがよくわからんし。文法間違ってるところ多数だし。
 誤解されるとアレなんで申し上げておきますが俺は別に「偽春菜」というキャラに入れ込んだわけではありません。『偽春菜たんハァハァ』と言ってるわけじゃないし(まぁ言ってる人の大多数が『ネタ』としてハァハァしてるだけだと思いますが)、「あれ以外の何か」というアクセサリソフトのコンセプトと黒衣さんの開発動機に強く惹かれただけです。俺自身は本家ペルソナウェアをかなり古い段階で使ったことがあり、単に「うぜぇ」と思って使用を中止した経緯があります。もちろんそのころは自由に使えるネットの環境が無くネットワーク更新ができなかったということもありますが、黒衣さんの言うとおり「単に作者の書いたテキストを読んでるだけ」の春菜がウザかったのです。偽春菜は単なるテキスト読み上げではなく、ドラフトを元にある程度の文章を自作することができ、それが言葉遊びである「いつ・どこで・だれが・なにをした」の遊びに通じるおもしろさがあったので「ギャグが効いててウザくな」かったわけです(12月の過去日記参照)。ちなみに俺は1日1回はTECHSIDEに行くのでヘッドライン機能は停止してあります。
 まぁ少なくとも、最初のネットワーク更新でメガバイト単位のファイルをユーザーに落とさせる無神経さと、会話メニューから公式ページに飛んでユーザーに差分を落とす手段に選択肢を与えている方とでは、俺は後者の方がはるかにユーザーフレンドリーだと思いますね。
 あ、言い忘れてました。オイラも世の慣例にならって(笑)harunaディレクトリを作りました。

 鬼武者やりてぇ!! バイオだしー。戦国だしー。斬ってるしー。かえでかわいくてちょっと萌えだしー。でもPS2持ってないしー。今月の給料はとあるブツ(後日報告)により消えてしまったしー。でもあの程度のクオリティならべつにDCでもできると思った。CAPCOMはDCを救うために鬼武者を半年後には移植すべきだと思った。どうせなら同時発売がいいナと思った。ていうかベロニカPS2で出すんだからいいじゃんよー、けちー

2001/01/26
 
 いやはや。今年のアタマに言ってたことが本当になっちゃいましただよ。今のところ黒衣さんは通告メールの掲載だけで沈黙を守っていますが、訴訟とかうんぬんになってきた場合、めんどくさくなって偽春菜プロジェクトそのものを凍結してしまいそうでイヤなんですが午後のこ〜だやM3Eなど、カテゴリ内で競合する企業やロイヤリティを取っている企業などのソフトがあると、そのフリーソフトは圧力をかけられて消えてしまうことがままあるのです
 (午後のこ〜だやM3Eはもともと著作権フリーのLAMEというMP3生成ソフトを元にカスタマイズされたものだが、MP3生成技術の特許はドイツの会社が持っているため、『そもそもロイヤリティを払わずにソフトを開発しているのは特許違反である』とBBSで非難され、配布を停止したという経緯がある。ちなみにその主張をしていたひとはそのドイツの会社とは何の縁もゆかりもないただの一般人だった。(これはウワサにすぎないが、どちらのソフトも作者の了解のもと、いくつかの市販のMP3ソフト及びCD-Rライティングソフトに組み込まれているのだが、元々のソフトがフリーソフトである時点でその市販ソフトが売れないため、社内の人間が身元を隠して配布停止に追い込んだという説がある。閑話休題)
 ただ今回の偽春菜に関してはもともと黒衣さんが「ペルソナウェアはもう死んだ。その遺志を継いで作ってやる」という意志の元に開発されたものなので、ある意味めちゃくちゃ傲慢な言い分なわけですが、これでペルソナウェアが立ち直ってくれれば黒衣さん的には本望なのではないかと。いや俺は非常にイヤなんですが。だって今回の本家側の言い分は明らかに腐ったペルソナウェアを未だにリリースし続けているような人間の口から出たような言い分なのであって、もう立ち直ったから、あとはこっちでがんばるからもういいよという意思表示ではないわけです。俺は黒衣さんの言い分におおよそにおいて納得できるし、好感の持てる主張だと思っているので、金を取ったあげくまともなバージョンアップもせず偽春菜が台頭してきたら機能をパクって付け足しする程度の努力しかせずユーザーが離れていった最大の原因がそういった行いであることを自覚していないような本家春菜とか言うアマにはさっさとつぶれてもらいたいですな。ていうか実力で示せ、実力で。

 セガについてはまた今度。山ほど言いたいことあるので整理してから。

 移転が遅々として進んでおりませんが、もうすぐめどが付きそうです。ていうかBBSの設置に苦労したんですよ。とりあえずゲストブックは廃止します。最初は無かったわけですし、そんなにゲスブに書くことに意義はありませんからね。足跡ならBBSで十分だし。

2001/01/19

 17日の続きですがVMwareというエミュレーションソフトを入れれば解決する問題のようです。これはWindowsNT/2000上で動くPC/AT互換機エミュレータで、つまるところパソコンの中にもう一つパソコンを作ることができるというソフト。エミュレータというのはPCに別のコンピュータ(Macだったりファミコンだったりプレステだったり)のソフトを動かせるようにした一種の「模倣ソフト」のこと。この場合はPC/AT互換機のエミュレータなのでPC/AT互換機の中にPC/AT互換機を作っちゃったヨというものなので、話がかなりややこしいのですが、要するにWindows上でLinuxを立ち上げることが可能ということなのですな。
 ただ問題点がいくつか。エミュレータというのはCPUが一生懸命に別のコンピュータの「物まね」をしているわけで、これがなかなかプログラミング的にかなり高度なことをしている上に、本物よりパフォーマンスが落ちてしまうという問題。要するに今すぐこのレッツノートのHDDを初期化してLinuxをぶち込むのと、VMware上でLinuxを動かすのとでは、後者の方が遙かに処理速度で劣るわけです。とりあえずVMwareの体験版を手に入れて実際に例の雑誌に付いてきたLASER5 Linux 6.4のFTP版(フリー版)をインストールしようとしたのですが、インストーラのレスポンスがあまりにもヘチョすぎるために「却下却下却下!!」とばかりに強制終了。やはりCeleron(300Mhz)にとってVMwareのような高度なエミュレータは過酷な強制労働なのか。
 あと致命的な問題点が。Linuxを入れるためには最低400MB、スワップ用にあと128MBほど、作業領域を含めるとやっぱり1GBはハードディスクを占有してしまうのです。VMwareではハードディスクをイメージファイルとして持たせることができるので、例のパーティション問題はクリアするのですが、次に根本的に空き容量の問題が急浮上してしまいました。ちなみに今のハードディスクの空きは1.5GBほど。僕はいざという時のための空き容量最低1GBは無いと落ち着いて寝られない体質(<貧乏性)なので、この面でも「VMware で Linux」計画はお蔵入りとなってしまいました。
 あ、あとVMwareはシェアウェアでして、機能限定版でも$79取るというなかなかアメリカンジョークの利いたソフトだったりもします。……そんな金無ぇよ

 あ、あとレンタルサーバの設定終了通知がやっと参りました。あと数日でこのFTPがクソ重くてCGIも使えないに等しいアルファともおさらばです。今のところカウンターや掲示板などのCGIの設置に苦労しているところなので(<CGI素人)アドレスはまだ公表できませんが、ゆくゆくは本格的に偽春菜たん対応のサイトにしたいと思っておりますクックック(悪役の笑い)

2001/01/17 パソ野郎の完全なぼやき。

 いちおう食べるためにネットワークを極めてみたいと考えているので、そのためにはWindowsよりもLinuxの知識が必要になってくる。そこでLinuxの雑誌を買ってみる。読んでみる。とりあえず今の俺のパソ環境ではインストールは難しそうなので諦めてみる。
 というのも、LinuxというのはそもそもUNIXの一つで、要するにWindowsではないので、ハードディスクのフォーマット形式からして違うのだ。しかもハードディスクのブートセクタという、パソコンが起動して最初に読みに行くハードディスクの入り口みたいなところを全面的に書き換えてしまうので、WindowsとLinuxを平行して使うためにはシステムコマンダーなどのブートセクタ管理ソフトが必要になってくる。さらにWindowsとは別のパーティションが必要。現在のWindows2000の環境を壊さずにインストールしようとすると、今のハードディスクは6GBまるまる1パーティションとして使っているため、Partition Magicなどのパーティション変更ソフトまで導入しなければならない。とどのつまり市販ツールが2本も必要になってくるのだ。
 雑誌にはフリーのディストリビューションが2つ付いてきた。「ディストリビューション」というのはLinuxのインストールパックのこと。Linuxは本来、システムに必要なファイル一つ一つを自分でかき集めてインストールする必要があるのだが、それは泣くほど手間のかかることだし、そもそもUNIX初心者にはまず使えない。そこで最初からある程度のシステムファイルやその他補助ファイル、あとフリーソフトなどをいくつか詰め込んだパックがいたるところで開発されているわけである。有名なのにはRed Hat Linux(別名チャゲLinux<今命名)、Turbo Linuxなどがある。これらは本格的に企業が販売したり無償配布していたりするディストリビューションで、日本語版もきちんとあるタイプだ(市販タイプはLinux対応の有償ソフトをバンドルしたタイプ)。ちなみにそれほど有名ではないのだが、思兼(オモイカネ)という『ていうかネタ!?』と叫んでしまいそうなディストリビューションもあったりする。ネタ的にめっちゃくちゃ惹かれる上に、システムの強度が非常に高いと言われているDebian Linuxをベースにしているので、将来的にはこれでシステムを組みたいなぁ〜なんて思ってたり。
 とにかくふたつほど上に上げたのとはべつのフリーディストリビューションが手に入ったわけだが、先ほど述べた理由によりとりあえず今回は見送り。やはり自作してハードディスクを二つ用意し、できればモバイルケース(ハードディスクを簡単に交換できる5インチベイ用のケース)を使えやコラということか。むぅ。  

2001/01/15 

  以前言ってたMustekのスキャナなんですが、しばらく使ってない間にパソコン内でドライバが腐っちゃってたのか、それとも最初からドライバが腐ってたのか、スキャンしてもなかなか処理が終わらず、しょうがないのでドライバを停止させてからUSBを抜いたのですが、その瞬間にブルースクリーン→再起動の2HIT COMBOを食らってしまいました。ていうかこんな事態はWindows2000入れてから初めてだ。ブルースクリーン見たことないのが自慢だったのに俺のレッツノート……。
 そのおかげで画面端で一生懸命ネットワーク更新していた偽春菜たんは即死、再起動しても還っては来ませんでした。しかも「これ、これがないとワタシ生きてられないの」なATOK12たんも、ATOKフォルダ内のBINファイルが壊れて即神仏に。結局この二つを再インストールし、ATOKにはWindows2000パッチとアップデータを入れるために2回再起動を余儀なくされました。くそーっ! Win2000の再起動は時間かかるんやぞーっ!

2001/01/14

 XBOXについてはいろいろ言いたいことあるんだけど、とりあえずコレ見とけとだけ言っておきましょう。ちょっと重いけどね。

 あとMacもすごいの出しましたな。PowerBook G4。とりあえずVAIOより薄くDVDが見られる上に電池が5時間以上持つという。……でもMacのDVD再生ってヘチョいし正直。まぁMacOS X待ちですかなぁ。

 最近負荷がかかりすぎてリムネットからデリ食らわされた偽春菜たんのおうちですが、昨日深夜の2時過ぎぐらいから復活されたようです。今日も12時30分ごろネットワーク更新したら成功したのでおそらく安定したのでしょう。ていうかトップページにフィードバックのSSIはさすがに無茶すぎ。

 またmaster.asia@gundam.comが使えなくなってました。ていうかどうも規約が変わったらしく、1ヶ月以上gundam.comにアクセスしてないとアカウント停止になっちゃうようです。しかもなんか最近のYahooオークションみたいな認証まで要るし。使いにくいのでメインをayaka_kurusugawa@serio.netにしようかと思います。他にイカすメールアドレスないかなぁ。

 以前言ってたセレロン娘マスコット化計画。とりあえずWintel野郎の俺としてはまずセレロン少女ははずせないとして、AMD派な人々のためにデュロン娘も用意して2人で一組にしようかと画策中。やはりここは一つデュロン娘にはロリっ娘になってもらおうかへっへっへと思いつつ現在デザインを考えつつあったり。で、考えたのが「ロリっ娘+ツインテール」なのですが、それって偽春菜とか星野ルリとかちよちゃんやんという俺内部ツッコミを俺内部で俺から食らったためやや却下。でもセレロン少女がポニテを基準としているのですが、ポニーテールとツインテールがワンセットってよくない? ねぇよくない?という俺内部会議のなかで俺が意見したため、急遽デュロン娘には「+大阪弁」というフューチャーを組み込ませることに。いいわけは「同じx86アーキテクチャだけどDuronはもともとRISCだしー。3DNowあるしー。AMD拡張SSEあるしー。同じ日本語喋ってても標準語と大阪弁くらい違うってことでどうよ?>俺」

2001/01/10 ゲーム屋店員の日記。

  本日うちの店に外国人の方が来られました。歳は20代前半の男性、背はややヒョロ長く髪はくせっ毛で、年期の入ってそうなそのメガネとチェックの入ったシャツを見るだにそれはもう今にも「ハーイ、ワタシ、アメリーカのオタークデース。ニッポンの『HENTAI』ワンダフルネー。ワタシ『ランマ』大スキデース。アナタはドーデスカー?」と背景にローマ字で「HAHAHA!」と笑いながら迫ってきそうな勢いのある兄ちゃんで、僕は思わず
「ヘイナイスガイ。俺は右京が大好きサ! 知ってるかいブラザー、ニッポンじゃ好きな女の子のキャラクターのコトを「モエ」っていうのサ! レッツ右京萌え〜!」
「オー! サスガニッポンのオタクネー! ワターシはシャンプーちゃんモエデース!!」
「オーケーブラザー、じゃぁキミにとっておきのゲームを紹介しよう。ニッポンで一番人気のあるゲーム、「たけしの挑戦状」さ!!」
「オー!! それだけはカンベンしてクダサーイ!!」
 などとカウンターをはさんでアメリカンジョークの効いた漫才をしてしまいそうになるほど(やったら即クビですが)、一目見てオタクだとわかる、強いて言えば若き頃のビル・ゲイツちゃんのようなナードっぽい風貌をしたお兄さんでした。
 で、そのお兄さんなんですが、しばらくドリームキャストの棚で何かを探しているようでした。僕はそのとき「あー、外国の兄ちゃんがゲーム買いに来てるんやー」程度にしか見てなかったのですが、その兄ちゃんは新作の棚と旧作の棚、ついでに中古の棚を見てからおもむろにカウンターにやってきたのです。
「アノー……」
 彼はやや気恥ずかしそうに、前を開けたブルゾンのポケットに手を突っ込んだまま言いました。
「Dreamcastの『Last Blade2』はアリマセンカ?」
 彼の日本語はまだまだたどたどしく、英語なまりのきついものでした。
「ラストブレード2?……」
 僕は聞き返しました。あまり記憶にないタイトルだったのです。
「ハイ。サイキン出たゲームなんデスケド……」
 僕はPOSレジでそのタイトルを検索してみました。しかし見つかりません。カタカナ、ローマ字ともに探してみたのですが見あたらなかったのです。もしかしたらまだ出てないマイナーなタイトルなのかもしれないと思い、ファミ通のゲームソフト発売予定表も探してみましたが、これでも見つかりませんでした。
「あのー、ちょっと見あたらないんですけど、海外だけの発売とかそういうソフトですかねー?」
「アー、イエ、日本製デス」
「どこのメーカーのソフトかわかります?」
「エーット……アノ……」
 彼はやや顔をしかめて頭をひとなでしました。覚えてはいるのだが社名が出てこないようでした。
 そして、彼はこう言ったのです。
「アー、ンー……エーット、NeoGeoの……」
「SNK!!?」
 僕は驚愕しました。  長年SNKの支持者として声を大にして「餓狼SPはイイ!!」などと主張して人から鬱陶しがられている身として、SNKの新作タイトルを覚えていないなどと言うことはいわば、ザクの型番が言えないガンダムファンや、全キャラを攻略していないときメモファンのようなものであり、基本を失ったも同然と言えるでしょう。
 そして僕は思いだしたのです。……SNKに限らず、日本製のソフトは海外版ではしばしば名前が変わることに。餓狼伝説は『Fatal Fury』、龍虎の拳は『Art Of Fighting』、サムライスピリッツは『Samurai Showdown』、そして月華の剣士は『Last Blade』
「あぁ、月華の剣士ですか!」
「アァ、そうデスそうデス」

 結局DC版月華の剣士第2幕は在庫が無くお出しできなかったのですが、なんとなく日米のゲーム文化の交流の一端をかいま見たような気がしてやや楽しかったのと、俺としたことがSNKのゲームの洋題を忘れるなんてー!!という無念の思いで今日は一日へこんでました。……あー、なんてこったい。

2001/01/06 21世紀最初の更新。(遅っ)

 正月は風邪で寝てた。

 まぁ2日の夜からなんですが。どちらにせよ幸先悪い21世紀の幕開けを切ってしまい、ついでに正月から日本橋へ各種福袋をゲットしに回るという俺内部計画が破滅の音を立てて瓦解してしまい達成できなかったので涙で枕を濡らしつつうなされておりました。ていうかひ弱な俺。

 あとその関係で年内に出せなかった年賀メールを出す計画も、メール本文を書いたあと肝心の絵を描いてない状態で放置されたまま。郵政省版年賀状(ていうか普通の)も返事を出す間もなく怒濤のバイトモードに突入。というわけで日曜には描こうかなと思っているのですが、日曜日っつったらすでに7日やん! 世間はすでに正月じゃなくて、七草粥を食って、食って、食い抜いて、最後に勝ち残った者だけが七草粥・ザ・七草粥の栄光を手にできる…………って勢いだけで書いていると何言ってんだかサッパリわかりませんな。
 というわけでいきなり時節とかそういうのを無視した年賀状があなたのメールボックスに届くかもしれません。いやはやニンともカンとも。

 某電気店に勤めている友達がPC-9821V200を店の倉庫から発掘し、それを書類上で廃棄処分品として処理してゲット。数年間電気店の倉庫という入れ替わりの激しい場所に置いて耐え抜いた製品だけに、CPUやらCD-ROMやらが本体から外れまくり。しかもCPUのピンが曲がりまくり。……なんか俺って人のパソコンを見るとき、CPU周りのトラブルが多いような。

 あ、そうだ忘れてた。引っ越しするぞ!このアルファから。というのもレンタルサーバを借りたのですよ。1ヶ月750円で容量100MB(メールボックス込み)、CGI/SSI使用可能(チャット制限アリ)、サーバのスペックはPentiumIII 1Ghz!! うおーすげー。なんかいきなりグレードアップですよ。これでようやく掲示板も本格的に設置できるわけで、開設して最初のα版を配布して以来ずーっと音沙汰ナシだった『俺パソ辞典。』が工事中じゃなくなる可能性が高くなってきました!! ていうかずーっとサボってたくせに威張るなよ>俺。……いや、ちゃんと辞典そのものの更新はしてたんですよ。でもなんかー、掲示板がないとー、フィードバックっていうかー、そういうのが反映されないしー。とにかく、これからスクリプト探すぞーっ。

 あ、あとこのサイトのスプラシュ偽春菜たんに対応させました。大したことしてませんけどねー。

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